こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
三回忌法要は、年忌法要として大切な役割を持っているため、事前準備が大切です。
今回は三回忌における施主側の準備について、準備手順や注意点を解説します。無事に三回忌を迎えられるよう、本記事を参考にしながら準備してみてください。
三回忌とは
三回忌は、故人が亡くなってから満2年で到来する祥月命日のことです。
親族や故人の友人や知人を招き、故人の冥福を祈り、供養する目的で三回忌法要を執り行います。
三回忌法要を行うのは、一周忌法要の翌年です。例えば、2019年4月9日に亡くなった場合、三回忌は2021年4月9日になります。
忌日は亡くなった日も1回として数えるため、一周忌法要は数え方としては二回忌とも言い換えられるでしょう。そのため一周忌の翌年であっても、三回忌と呼びます。
三回忌の準備手順
三回忌法要を執り行うために必要な準備をしましょう。
準備手順を解説するので、スムーズに執り行えるよう参考にしてください。
日程決め
三回忌の日程は、祥月命日に執り行うのが理想的ですが、参列者の都合によって難しい場合もあります。
参列者が集まりやすい土日や祝日に行うケースも少なくありません。遠方から来る参列者がいる場合、移動や宿泊なども考慮して日程を決めましょう。
また、住職の都合も考慮しなければならないため、菩提寺とも相談しながら日程を決める必要があります。
会場決め
菩提寺や自宅、もしくは斎場が会場となるのが一般的です。
菩提寺や自宅を会場とする場合、日程決めと合わせて住職と相談しましょう。斎場を会場とする場合は担当者と相談する会場決めのほか、日程決めもスムーズに進めます。
その他自宅以外を会場にする場合は、お盆やお彼岸の時期と重なってしまうと希望日時で会場を押さえられない事があるため、注意が必要です。希望日時で法要を行えるよう早めに会場を押さえておきましょう。
案内状の送付
日程と会場が決まり次第、参列してほしい人に下記の内容を記載した案内状を送付します。案内状は返信用封筒を同封するか、往復ハガキを利用しましょう。
- 誰の三回忌か
- 日時と会場
- 会食の有無
- 参列の可否
- 返信期日
参列者が明確にならないと、会食や香典返しの準備を進めるのが難しくなります。スムーズに準備するために返信期日を設けておきましょう。
会食の用意
参列者が明確になったら会食の用意をします。
お寺や自宅以外で会食する場合、会場から近い場所や簡単に移動できる場所を選びましょう。
お店に予約の連絡をする場合、人数と一緒に事前に三回忌法要で利用する旨を伝えます。お寺や自宅であれば、仕出し弁当を手配する形でも問題ありません。
送迎手段の手配
会場から会食場所まで距離がある場合は送迎手段を手配しておくといいでしょう。
公共交通機関でも問題ありませんが、自家用車か送迎バスでの移動が一般的です。斎場であれば斎場にある送迎バスを利用できます。また菩提寺や自宅が会場であれば、送迎手段の手配を検討しましょう。
香典返しの用意
参列者の人数分の香典返しを用意します。
香典返しは香典の2分の1〜3分の1程度とされており、3,000〜5,000円が一般的な目安です。
お供え物の用意
仏式であれば、祭壇用にろうそくや線香、供花の用意が必要です。
菩提寺が会場の場合、お寺側が用意する場合もありますが、マナーとして施主側も用意しましょう。故人が生前好きだったものをお供え物にしても問題ありません。
お布施の用意
住職に渡すお布施の金額は、お寺によって異なります。
お布施の相場は30,000〜50,000円ですが、心配な場合はお寺に問い合わせてみるといいでしょう。菩提寺以外で行う場合はお車代、会食に参加しない場合は御膳料の用意も必要です。お車代と御膳料は、5,000〜10,000円が相場とされています。
挨拶の用意
三回忌法要には、施主として参列者に挨拶する場面があります。
手短な挨拶で構いませんが、当日に慌てず済むように事前に考えておくといいでしょう。
三回忌の準備における注意点
下記の点に注意しながら、三回忌法要の準備を進めましょう。
菩提寺がない場合はご葬儀社に相談する
諸事情から菩提寺がなく、法要をお願いする住職がいない場合はご葬儀社に相談しましょう。
ご葬儀社は複数のお寺や住職と繋がりがあるため、法要をしてくれる住職を紹介してくれます。
忘れ物がないようにする
三回忌法要における、施主側の最低限の持ち物は下記のとおりです。
- お布施(お車代、御膳料)
- 袱紗
- お供え物
- 遺影
- 位牌
- 数珠
- 香典返し
事前準備をしていても、当日に忘れ物があっては本末転倒です。持ち物をリストアップするなど当日に忘れ物をしないように注意しましょう。
派手な服装やアクセサリーでの参列を避ける
三回忌法要の服装は、施主側も参列者も喪服が基本です。
派手な服装や豪華な装飾のアクセサリーの着用は避けましょう。
男性は、光沢のある腕時計やネクタイピンなどは着用せずに参列します。女性は肌の露出を控え、アクセサリーを着用する場合は真珠のみにしましょう。男女とも結婚指輪を着用しての参列は問題ありません。
まとめ
今回は三回忌における施主側の準備について解説しました。
三回忌は施主や住職、参列者など複数の人が関わるため、早めの準備が大切です。三回忌が近づいてから慌てることがないよう、手順に沿って必要な準備を進めましょう。
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