こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
50代になるとまだまだ若いとはいえ、老後やその先について考え始める時期ではないでしょうか。
「終活なんて縁起でもない!」と感じる方もいらっしゃるかも知れませんが、人生何があるかわからないものです。
備えさえしておけば万が一のことが起きたとしても、家族や周りの人を困らせることがなくなります。
今回は、「終活って具体的に何をしたらいいの?」という方向けに50代のうちにやっておくべき終活についてまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
終活でするべき7つのこと
終活でするべきことを7つのポイントに絞ってご紹介します。
身の回りの片付けをする
家の中の不用品を処分したり、「いつかやろう」と思っていた手続きを終わらせるなど身の回りの整理をしましょう。
家の中が散らかっていると、万が一の時に必要なものや書類がどこにあるか分からず家族が困ってしまいます。
また、不要なものを処分するのも労力がかかるため、生前の元気な内から徐々に断捨離をすすめておくと良いでしょう。
保険証券や通帳の整理整頓
保険に加入している方は、万が一の時の保証はどうなっているか、家族はどこの保険会社に連絡をすればいいのかなどを確認し、わかりやすく表などにまとめておくと家族も対応がしやすいです。
また、本人が亡くなると銀行口座は凍結され一定の相続手続きを終えるまで引き出すことができなくなります。
相続手続きは戸籍などの書類を揃え、各金融機関に提出する必要があるなど費用や手間がかかるため、あまり使用していない口座はあらかじめ解約しておく、引き落としの口座を1つにまとめておくなどご遺族が手続きしやすい状態にしておくと安心です。
相続の準備をする
不動産や預貯金、株などは相続財産として相続人に引き継がれます。
トラブルなく相続をするには遺言書を作成しておくと確実です。
遺言書の作成は自分だけですることもできますが、細かな形式などに間違いがあると遺言書に記載したことが無効となってしまうケースもあり、かえって相続人が混乱してしまうということも考えられます。
自信がないという方は、費用がかかりますが弁護士や行政書士といった専門家に確認をしてもらいましょう。
住んでいる自治体などで相続セミナーや税理士への無料相談などを行なっている場合があるので、そういったサービスを利用し相続についての知識を深めておくと、いざというときに役立ちますよ。
万が一の時に連絡して欲しい人をリスト化
もし今、自分が倒れたらこの人に連絡してもらわないと困る!という人達の連絡先をリストアップしておきましょう。
職場の責任者、仲の良い友人、地域の方(自治会など)、遠縁の親戚など、関係性も合わせて記入しておくと家族も連絡が取りやすいでしょう。
ご葬儀やお墓について
ご葬儀社やご葬儀の形式は亡くなってからご遺族が決めることができますが、心の余裕のない時にそういったことを決めるのは非常に大変ですし、時間がなく満足な選択ができないということもあります。
あらかじめ希望のご葬儀社をピックアップしておいたり、ご葬儀の形式について伝えておく(家族葬がいいなど)とご遺族の負担も軽減されます。
また、お墓についても「先祖代々のお墓に入る」「新しくお墓を建てる」「お墓はいらないので永代供養してもらう」などの選択肢があります。
新しくお墓を建てる場合はお墓の場所(アクセスしやすいかどうか)、管理体制や送迎バスはあるのかなどを確認し検討しましょう。
認知機能が低下した時の対応
突然の事故や認知症の発症などで、自分の意思が伝えられなくなってしまうこともあります。
そういった場合に備えて、
・入所したい介護施設があるか、自宅での介護を希望するのか
・介護状態になった場合誰にどんな支援を受けることを希望するのか
・延命治療を希望するか
など具体的なことを考えておきましょう。
介護施設は事前の見学などもできますので、一度行ってみるとイメージが湧きやすいですよ。
エンディングノートを作る
上記にてご紹介した終活を行うにあたり、それらの情報をまとめることができる便利な「エンディングノート」というものがあります。
遺言書のような法的な効力はありませんが、その分自由な形式で記入することができるので思い立ったらすぐに作ることが可能です。
自身が亡くなった時に備えてのさまざまな決め事(お墓のことや相続のことなど)だけでなく、家族へのメッセージを残すこともできますので、ご家族への最後の贈り物としてもおすすめです。
エンディングノートは書店でも購入できますし、インターネット上にあるテンプレートを参考にして自分で好きなノートに作成してもOKです。
作成している内に自分の思考や今後やるべきことなどが整理され、これからの人生をより充実させる手助けにもなりますよ。
まとめ
人生いつ何が起こるか分からないので、終活を始めるのは早ければ早いほど良いとされています。
お墓や施設の見学など色々な場所に出向くにも体力が必要ですし、判断力・決断力のある若い内に色々なことを決めておいた方が、ご家族はもちろん後の自分にもプラスになるのではないでしょうか。
ぜひ、この記事をきっかけに「終活」について考えてみてくださいね。
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