こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
人が亡くなって一年目に執り行われるのが『一周忌法要』です。
この法要は、年期法要の中で最も重要視される法要です。重要な法要だからこそ、怠りなく、一周忌法要に向けての準備を進めなければなりません。
今回の記事では、一周忌法要に向けて「いつ・何を・どのように」準備したらよいのか、具体的に解説していきます。
いつから始める?
一周忌法要は、亡くなったときの葬式とは異なり、時間的な余裕があります。
しかしのんびり構えていると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。準備もなしでバタバタとして迎える訳にはいけません。日時の設定や参列者への案内など、やるべきことは多く、余裕をもって早めに準備しなければならないことを考えると、少なくても2~3ケ月前には準備に取り掛かりたいものです。
日時・場所を決める
一周忌法要の日時を命日に行うことができれば、それに越したことはありません。
しかし法要を平日に決めてしまうと、参列者が集まりにくいケースが発生するため、どうしても土日や祝日を選ぶことが多くなるのは止むを得ません。そのため命日にもっとも近い、土日か祝日を選ぶのが望ましいでしょう。
場所についてはお寺・自宅・斎場・ホテルなどが考えられますが、お墓参りもすることを考慮すれば、お墓に近い場所を選んだ方が良いでしょう。
また、法要では僧侶にお経をあげてもらう必要があります。日程と時間を伝え、その日が可能かどうかは必ず確認しておきましょう。
参列者を決める
一周忌法要はご葬儀とは違い、参列者も限られてきます。
まず、遺族や親族だけで行うのか、故人の友人まで含めて行うのかを決めることになります。特に故人と親しかった友人には、参列していただけるかをお電話かお手紙であらかじめ確認した方がいいかもしれません。案内状については、ご葬儀の際の受付名簿を利用しましょう。
食事の手配
一周忌法要の後は会食の場を設けるのが一般的です。
あらかじめどこで・いつ頃・どの程度の会食となるかを考慮し、仕出し料理や料理店に予約をいれましょう。予約の際は、法要での会食である旨を必ず伝え、「祝い膳」とならないように注意しましょう。
引き出物の用意
ご葬儀のときと同じように、参列者への香典返しという意味で引き出物の用意も必要です。
あくまでも香典返しのため、後々まで残らないすぐに消費されるものを選ぶのが無難でしょう。
引き出物の金額は、香典の1/3~1/2程度が相場といいます。そのためお菓子やお茶のセット、洗剤などが選ばれる傾向にあります。
またどうしても迷う場合には、参列者にカタログキフトから選んでもらうことも一つの方法です。
お布施の準備
法要では、僧侶にお経をあげてもらいますのでお布施が必要です。
金額は地域により変動はありますが、おおむね3~5万円が相場でしょう。
心配だったり、迷ったりしたらあらかじめお寺に確認するのもいいでしょう。
また、親族の年配者に確認するのも一つの方法です。
僧侶が遠方から出かけて来る場合は、お車代をお布施と一緒に包むのが常識です。
まとめ
ここまで解説してきましたように、一周忌法要には多くの準備と時間を必要とします。
間近になって慌てるよりも、早めに準備することが大切です。特に日時や場所を決めることに当たっては、お寺や僧侶の日程の確認や食事の手配など、落ち度がないように注意しましょう。
また分からないことは、親族の年配者に尋ねたり、ネット情報を利用したりして情報を入手するのもいいでしょう。
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