こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
突然ご葬儀が決まった際に、身だしなみで意外と困るのが「ネイル」です。普段から仕事や趣味でネイルをしている場合、ご葬儀に参列するにあたり「どうしたらよいか」お困りの人も多いことでしょう。ご葬儀にネイルをしていくことは必ずしもマナー違反となるわけではありません。しかし厳粛なご葬儀の場で、なるべく避けたいネイルがあるのも確かです。
本記事では、ご葬儀の場でマナー違反となってしまうネイルとはどのようなネイルか、お葬式で避けたいネイルの特徴と、ネイルを落とせない場合の対処法について解説します。ネイル以外にも気をつけたい身だしなみについて説明しているので、ぜひ最後までご覧になってください。
ご葬儀にネイルはマナー違反か?
ご葬儀には、なるべく地味で飾りのない服装で参列することがマナーとされています。そのため、基本的には、ネイルは落として素爪で参列するのがベストです。
ただし、ご葬儀の場でも比較的許容される(目立たない)ネイルもあります。「お葬式でも目立たないネイル」と「お葬式では避けたいネイル」の特徴は以下の通りです。
お葬式でも目立たないネイルの特徴
ベージュや薄ピンク等の肌色に近い色味や透明なネイルなど、素爪に近く自然に見えるネイルは比較的許容されています。ただし、ラメ入りのものや光沢の強いものは控えた方がよいでしょう。また、爪は短く切り揃えて清潔感を出すことを忘れないでください。
お葬式では避けたいネイルの特徴
遠目に見てネイルをしていると分かるほどの派手なネイルは、ご葬儀の場では避けましょう。具体的には、ベージュや薄ピンク以外の色のついたネイル、ツートンカラーなどのデザイン性のあるネイル、デコレーションされているネイルなどが該当します。また、お葬式だからといって、黒やパールのネイルもNGです。このようなネイルをしている場合は、できる限り落としてからご葬儀に参列するようにしてください。
ネイルを落とせないときの対処法
基本的には、ご葬儀にはネイルを落として参列することがマナーです。しかし、多くの場合ご葬儀は突然決まるもの。中にはすぐに落とすことが難しく、ネイルをつけたまま参列せざるを得ない状況もあるかと思います。また、「せっかく施術したネイルをなるべく落としたくない」という気持ちもあるでしょう。そこで、どうしてもネイルを落とせないときの対処法4つをご紹介します。
ネイル隠し用のネイルポリッシュを塗る
ベージュなどの肌に馴染む色のネイルポリッシュを上から重ね塗りすることで、一時的に派手なネイルを目立たなくさせます。元のネイルがジェルネイルであれば、ご葬儀後にノンアセトンのリムーバーを使うことで、元のネイルを残したまま重ね塗りしたネイルのみ落とすこともできます。また、最近ではネイル隠し専用の商品も売っています。リムーバーなしでお湯で簡単にはがせるものもあるため、万が一に備えて1本用意しておくのもおすすめです。
ネイルシールを貼る
ネイルシールを上から貼って隠す方法もあります。ネイルシールは、肌に馴染むベージュや薄ピンクのものを選びましょう。ネイルの上に重ねて貼るだけで派手なネイルを隠すことができて、お手軽です。
絆創膏を貼る
ネイルストーンなどの立体的な飾りがついているネイルは、上からネイルポリッシュを塗っても表面の凹凸まで隠しきることができません。このような場合、絆創膏を指に巻くことで凹凸をごまかす方法があります。ただし、全部の指に飾りがついている場合、全ての指に絆創膏を巻くのはさすがに不自然です。この方法を試すのは、片手に1〜2本までに留めておきましょう。
黒い手袋を着用する
黒い手袋を着用すれば、ネイル全体を自然に隠すことができます。ご葬儀の場で着用する際は、黒色で、絹やレース素材のフォーマルなデザインのものを選びましょう。直接爪に何かしなくても、指先全体を覆い隠せるのが手袋を利用するメリットです。
御焼香の時は手袋を外す必要がありますが、基本的に御焼香は前に出て1人ずつ行うため、他の参列者に手元が見られるという心配もありません。どうしても気になる場合は、ネイルポリッシュやネイルシール、絆創膏などの他の方法と併用してみるのもよいでしょう。
ネイル以外で気をつけたいお葬式の身だしなみ
ご葬儀では、ネイル以外にも気をつけておきたい身だしなみのマナーがあります。ネイルと合わせて確認しておくと安心です。
髪型
髪の長い人は、耳より下の位置で一つに纏めておくと清潔感があってすっきりと見えます。ヘアゴムや髪留めは、黒や紺色などの飾りが少なく地味なものを選びましょう。
メイク
ご葬儀でのメイクは「片化粧」と呼ばれる、華美にならない控えめなメイクをするのがマナーです。口紅やチークは派手な色味のものを避け、薄ピンクなどの自然な色を控えめに施します。ただし、いくら薄化粧が望ましいといっても、ノーメイクはマナー違反となるので注意しましょう。
服装
ご葬儀の場では、女性はブラックスーツと呼ばれる黒の喪服を着用します。ジャケットとワンピースのセットなど、オールシーズン対応できるアンサンブルタイプのものが便利です。ストッキングは黒色で、肌が薄く透けるくらいのものを選びましょう。靴は光沢や飾りのない、黒のフォーマルなパンプスが望ましいです。
ペディキュア
ネイル同様に、ペディキュアにも注意が必要です。靴を脱ぐ機会がなければ問題ありませんが、最近では和室タイプのように靴を脱いで参列する式場もあります。事前に黒いストッキングを履いてみて、ペディキュアが透けて目立つようであれば、ネイル同様に対策をしておくと安心です。
まとめ
ご葬儀の場ではネイルはせず、素爪で参列することがベストです。ただし、既にネイルをしてしまっている場合でも、肌色に近い自然な色味であれば許容されることも多いです。また、ご葬儀の場にふさわしくない派手なネイルでも、一時的に目立たないように隠すことで対処できます。大切なお別れの場であるご葬儀で、遺族や他の参列者の方に不快な思いをさせないためにも、身だしなみや服装のマナーを守ることはとても大切です。ぜひ周りに配慮した格好でご葬儀に参列することを心がけてください。
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