家族葬の「献杯の挨拶」はどうすればいい?注意点や例文と合わせて解説します。

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こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

家族葬は、故人の親族やごく親しい友人が参列する小規模なご葬儀です。家族葬が終わった後の食事会で行われる献杯の挨拶は、一般的に喪主が選んだ人物が行いますが、経験がない場合はどのような内容を話すべきか分からないでしょう。

そこで、家族葬における献杯の流れや挨拶をする際の注意点、献杯の挨拶にそのまま使える例文を紹介します。

目次

家族葬での献杯の流れ

家族葬の後は参列者や僧侶などが集まり、精進落としやお斎などの場を設けることが一般的です。

会食の前に、喪主は家族葬を滞りなく終えられたことに対する感謝の気持ちを参列者に述べます。この後、喪主から依頼された参列者の一人が「献杯」と発声し、その場にいる全員で唱和します。

そもそも献杯とは、弔いの気持ちを込めて、日本酒が入った杯(さかずき)を故人に捧げる行為です。慶事の乾杯とは異なり、周囲の人と杯を合わせて音を鳴らす、大きな声を出す、唱和後に拍手するなどの行為はマナー違反になります。落ち着いた声で唱和し、杯を持ち上げる高さは胸のあたりまでにしましょう。それから、会食が始まります。

献杯の挨拶の注意点

献杯の挨拶には故人や遺族、参列者に向けた文言も含まれます。そのため、献杯の挨拶を行う際には、忌み言葉に配慮することが大切なポイントです。喪主から依頼された場合は、前日までに内容をまとめておきましょう。

短文でまとめる

献杯の挨拶は参列者を待たせないよう、手短に済ませます。自己紹介や故人との思い出、遺族へのお悔やみ、多忙中に参列していただいた方々に感謝の言葉などを織り交ぜましょう。1分程度で話せるようにまとめることが重要です。

忌み言葉に注意する

忌み言葉は不幸や死を連想させるため、ご葬儀や法事の場で使ってはいけません。例えば、「しばしば」「重ね重ね」などの「重ね言葉」は不幸の連鎖をイメージさせてしまいます。「続いて」「消える」「落ちる」「追って」も不吉な言葉とされているため、ほかの言葉に言い換えましょう。数字の四は「死」、九は「苦」を連想させるため、ご葬儀や法事では避けるようにしてください。

家族葬における挨拶の例文

献杯の挨拶では注意すべき点が多く、挨拶文がなかなかまとまらない方もいるでしょう。そこで、「献杯の挨拶例」を故人との関係性ごとに分けて紹介します。親族と友人が挨拶する場合の例文となっているので、挨拶文の参考にしてください。

故人の親族の場合

「故人の長男の○○と申します。本日はご葬儀にご参列いただき、ありがとうございます。父は山登りが好きでした。小学生だった私も山登りへ連れて行ってもらい、特に楽しかった思い出として胸に刻まれています。穏やかだった父は、親しい方々に静かに見送られて旅立つことができ喜んでいることでしょう。では、父の冥福を祈り、献杯のご唱和をお願いいたします。献杯。」

故人の友人の場合

「故人とは学生時代からの友人の○○でございます。先月、顔を合わせた時はお元気でしたのに、突然のお別れとなったことが今でも信じられません。明るく優しかった故人の笑顔が浮かび、悲しい気持ちでいっぱいです。ご遺族のお気持ちが痛いほどわかります。お悔やみを申し上げるとともに、献杯の挨拶といたします。献杯。」

まとめ

家族葬における献杯の挨拶を依頼された場合は、忌み言葉を避け、1分ほどで話せるように内容をまとめるようにします。家族葬の当日に喪主から急遽頼まれる場合もあるため、この記事を参考にして挨拶文を作成してみましょう。

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