「実際にご葬儀をする前に、事前相談をした方がいい」
色々なところで耳にされることだと思います。
事前にしっかりとご葬儀の内容を『知っておく』と『知らない』では、気持ちの面でも大きな違いがあります。
とはいえ、実際に葬儀社で説明を受けても
「ちゃんと知りたい疑問を話せるだろうか?」
「葬儀費用について希望を伝えられる?相場に合っているだろうか?」
そんな心配があるのではないでしょうか?
事前相談で気になる葬儀社の
- 見極めかた
- 葬儀費用で抑えておくポイント
- 聞いておくべき予備知識
を解説します。
この記事を読んで不安なくご葬儀の事前相談をできるようにしましょう。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
事前相談は、どの葬儀社に任せるかの判断になる
結論から言うと、しっかりした葬儀社ほど事前相談がスムーズにいきます。
昨今では、ほとんどの葬儀社で事前相談には力を入れています。
- どんな質問をされるだろうか、それに対する回答を用意している
- 色々な料金プランを用意して内容の説明をする
こういった準備をしっかりすることで、葬儀社にとって大事な『信頼・信用』に繋がるからです。
何より、この業界に限らずお客様は『不透明な内容』に不信感を抱かれることが多いです。わかりもしない内容にお金を払いたくないのは、当然のことですよね。
少しでも不安に感じたことがあれば、遠慮なく質問しましょう。
しっかりと親身になって答えてくれる担当者であれば、最後に「あなたにご葬儀の担当者として指名できますか?」と聞いてみてもいいでしょう。
見積もりは複数プラン出してもらう
事前談でいちばん関心が多いのは、やはり『料金』です。
ご葬儀の見積もりは事前相談の段階で完全にピッタリの金額を出すことが実は難しいです。
しかし「どんな場合に」「どのくらいの」費用がかかる可能性があるのかを明確に説明してくれる葬儀社を選びましょう。
なぜ事前見積りの段階でピッタリの金額を出すのが難しいのでしょうか?
ご葬儀は人数で料金が決まる
葬儀料金は、人数の変動で大きく変わってきます。
例えば
- 式場のキャパシティ(収容人数と広さ)
- 返礼品の数(香典をどれだけもらうかの想定)
- お礼状と筆記用具(50枚単位で変動する場合が多い)
- 振る舞い料理の数(世話人の人件費も関係する)
- 送迎用の車両(大型バスやリムジン)
どれもが、葬儀費用として大きな内容になってきます。
火葬までの日数で変わる
亡くなってから火葬までの日数によっても、費用が変わります。
ご遺体を保全するためのドライアイス代や、安置施設の使用料が必要になるためです。
火葬までの日数は、ご家族の予定や火葬場の空き状況によって異なるため事前に予測することは難しく、あくまで概算で出すことになります。
葬儀プランの中に何日分のドライアイス代や安置施設使用料が含まれているか、含まれている分を超過した場合には一日あたりいくら追加になるなどを確認しておきましょう。
「ご葬儀までの流れ」と「準備しておくもの」を聞いておく
いざという時に慌てないためにも、亡くなってからの流れと準備しておくものを先に聞いておくといいでしょう。
ご葬儀までの流れ
ひとことに『ご葬儀の流れ』といっても、さまざまなことがあります。
- 亡くなった場所からの移動
- 自宅か会館への遺体の安置・死後処置
- 市役所への死亡届の提出と火葬許可証の取得
- 近親者への訃報と案内
- 故人の宗派に基づいて寺院へご葬儀のお願い
- 担当者と葬儀会場・葬儀内容の打ち合わせ
- 故人を棺に入れて身支度をする
- 自宅から会館への移動
- お通夜とご葬儀の進行
- お骨の拾い上げと参列者へのお礼
など、大まかにでもこれだけありますが、事前相談で上記を説明するのも時間がかかります。
事前相談に力を入れている葬儀社では、このような流れを資料として用意しているところも多くあります。もしもらえるようなら手元に用意しておくと安心です。
準備しておくもの
もうひとつ聞きたいことに『準備しておくもの』があります。
葬儀社によってはこちらもまとまった資料などを用意していることもあります。
最低限必要なものは
- 死亡届申請者の方の印鑑(みとめ印でOK)
- 故人の本籍地が確認できる書類(住民票または戸籍謄本)
これは死亡届の提出に必須です。
準備しておくといいものは
- すぐに準備できるいくらかの現金(手続きや寺院への謝礼に必要)
- 故人の遺影などに使う写真やそのデータ
- 近親者への連絡帳(携帯に入れておいてもいい)
などです。
事前相談でしっかりと疑問を解消しましょう
疑問や不安を解消するためにも事前相談を活用しましょう。
- 事前相談は葬儀社への信頼を確かめるいい機会になる
- 見積もりでは「なにに」「どのくらい」かかるのかを明確に聞く
- 葬儀までの流れ準備について聞いてみる
以上のポイントを抑えておけば、迷うことはありません。
ぜひ、参考にしてみてください。
最後に
こういった不幸ごとを「事前に準備するのはよくない」と昔は言われていました。
ですが、昔のご葬儀と現在では形式にかなり違いがあります。
昔はご葬儀といえば、地域全体で準備することでしたので周りの助けで成り立っていました。
現在は、ほとんど葬儀社とご葬家で準備を行いますので、事前にしっかりと内容を理解しておくことが大切です。
何よりしっかりと故人と向き合う時間を作るうえでも、事前相談をしておくことをおすすめします。