ご葬儀や仏壇などにも飾られる遺影。もしも自分が遺影を選ぶ立場になった時、また自身の遺影はどんなものがいいのか悩んでしまいますよね。
昨今は終活として、元気なうちに遺影用として写真を残す方も多くなってきています。
今回はそんな「遺影の選び方」をテーマに、遺影にふさわしいのはどんな写真なのかをご紹介させて頂きたいと思います。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
遺影とは
ご葬儀での祭壇やその後の仏壇などに飾られる故人の写真のことで、故人の生前の姿を印象付ける大事な役割をもっています。
通常は故人の生前のスナップ写真などを遺族に提供してもらい、ご葬儀会社で背景などの加工を施します。
遺影にふさわしい写真
遺影には決まった写真というものは存在しません。
しかし一般的には顔がはっきり写っているもの・あまりにも古い写真でないもの・故人の人柄がよくわかるものが好ましいとされています。
顔がはっきり写っているもの
遺影は加工によって元の写真を引き伸ばして使う事が多いですが、それでもやはり、はっきり顔が写っている写真が好ましいです。
以前は集合写真などの写真が用いられましたが、近年はスマートフォンなどの普及により手軽に写真を残せることが増えてきました。
遺影として選ぶ際には、正面を向いている写真・頭から肩辺りまでが写っている写真・故人が小さすぎない写真などを選びましょう。
あまりにも古いくないもの
亡くなる直前、最後に撮ったスナップ写真などが遺影として選ばれる事が多いですが、遺影は何年前に撮った写真でも構いません。
しかし、あまりにも昔の写真すぎても参列者からすると違和感を覚える事もあると思いますので、概ね5年から10年前程度(個人差がありますので、違和感がない程度)までの写真を選びましょう。
故人の人柄がよくわかる写真
故人の人柄が表れるような表情のものを選ぶのもいいでしょう。
家族を大切にし、いつもにこにこ笑っていた・趣味として何か習い事に通っていたなどこれまでの故人を象徴するような写真があれば、遺族も参列者も生前の故人の姿を思い出しやすくなります。
遺影の加工について
いざ遺影に合いそうな写真を選んだとしても周りに色々な物が写りこんでいる、服装が遺影にはふさわしくないのでは?と気にされる場合もあるかもしれませんが、写真は様々な加工が出来るようになっているので心配はいりません。
多くの場合、背景や服装などは簡単に加工が出来ますし、一部を消すなどといった部分的な加工も可能となっていることがありますので、希望の写真があれば使用可能かどうかご葬儀社に確認してみるといいでしょう。
まとめ
今回は遺影の選び方をご紹介しました。
遺影はご葬儀の際に祭壇に使用したり、その後もご自宅で仏壇に飾るなど長く人の目に触れる写真でもありますので、出来ればしっかりとしたものを選びたいですよね。
遺影は故人の生前を表すような印象的な写真があればそちらを使用するのがいいと思いますが、もしなかったとしても故人の顔がはっきり写っているものであれば加工も出来るようになっています。
近年では終活として元気なうちから色々と準備をされる方も増えていますので、どんな写真を遺影に使ってもらいたいか予め家族で相談し合って決めておくのもいいかもしれませんね。